【保存版】こたつの電気代を徹底的に計算して分かった節電方法
こたつにかかる電気代
こたつの電気代を計算するにあたっては、電力会社との契約や1kwhの単価、第一段階料金や第二など、個々の家庭の電気使用状態によって異なります。ここでは、主要電力会社10社平均単価の1kWh=27円を基本として、また最近多いサーモスタット機能付きで計算してみます。
計算するには、この計算式を使います。
消費電力(kW)×使用時間(h)×1kWhあたりの電気代=電気代
電気代と同様に実用性も大切
比較的安いこたつには、サーモスタット機能がついているので電気代は、かかりませんが、暖かさをなかなか感じることができないデメリットもあります。
値段の高めのこたつですとサーモスタット制御ではなく、連続通電を比例制御して適正温度を維持する機能を採用しており、こちらのほうが同じW数でも暖かく快適に感じられます。
こたつの場合は、消費電力が少なければ電気代は安いですが、実際に使ってみて暖かいかどうかも重要になってきます。
下記の通りサーモスタット機能タイプですと、消費電力が高めでもそれほど電気代は違いません。
快適に使用する意味では、消費電力300Wタイプのこたつは、オススメできません。
最低でも、500Wタイプのこたつを選ぶのが無難と言えるでしょう。
300W省エネ石英管ヒーター | 1時間あたりの電気代 | 6時間あたりの電気代 | 1カ月あたりの電気代 |
---|---|---|---|
弱 | 2.2円 | 13.2円 | 396円 |
強 | 4.3円 | 25.8円 | 774円 |
510W省エネ石英管ヒーター | 1時間あたりの電気代 | 6時間あたりの電気代 | 1カ月あたりの電気代 |
---|---|---|---|
弱 | 2.2円 | 13.2円 | 396円 |
強 | 4.6円 | 27.6円 | 828円 |
600W省エネ石英管ヒーター | 1時間あたりの電気代 | 6時間あたりの電気代 | 1カ月あたりの電気代 |
---|---|---|---|
弱 | 1.9円 | 11.4円 | 342円 |
強 | 4.9円 | 29.4円 | 882円 |
サーモスタット機能なしのこたつの場合の電気代
参考までに、サーモスタット機能がない場合のこたつの電気代も表にしてみました。
上記のサーモスタット機能がついているこたつと比較して、かなり電気代が高いことが分かります。
1時間あたりの電気代 | 6時間あたりの電気代 | 1カ月あたりの電気代 | |
---|---|---|---|
300W省エネ石英管ヒーター | 約8円 | 約49円 | 1458円 |
1時間あたりの電気代 | 6時間あたりの電気代 | 1カ月あたりの電気代 | |
---|---|---|---|
510W省エネ石英管ヒーター | 約14円 | 約83円 | 約2479円 |
1時間あたりの電気代 | 6時間あたりの電気代 | 1カ月あたりの電気代 | |
---|---|---|---|
600W省エネ石英管ヒーター | 約16円 | 約98円 | 2916円 |
電気代の安いこたつの選び方
ここでは、電気代の安いこたつを選ぶときのポイントをまとめてみました。
⇒暖房の電気代を計算してみた!!
サーモ機能付きを選ぶ
今、販売されているこたつには大抵、サーモ機能(サーモスタット方式)がついています。
上記のデータからも分かるように、サーモ機能がないと電気代がかなりかかってしまいます。
サーモ機能がついていると温度が一定まで上がった時点で、消費電力が格段に下がります。
具体例を出しますと、消費電力600Wのこたつの場合、一定温度まで上がると、その後は200W程度に下がります。
フラットヒーター付きを選ぶ
天板の裏側にホットカーペットが装着されているフラットヒータータイプのこたつは、天板の裏側全体がヒーターになっているので消費電力を約3割程度、削減することができます。
カーボンヒーター付きを選ぶ
カーボンヒーター付きのこたつは、遠赤外線効果がこたつの中で一番高く暖かいタイプです。しかも、通常のハロゲンヒータータイプと比べると消費電力は半分で済みます。
人感センサー付きを選ぶ
人感センサーが付いているこたつですと、人がこたつからいなくなり15分経過すると自然と電源が切れる仕組みになっていますので、消し忘れを予防して無駄な電気を消費する対策になります。