炊飯器と土鍋の電気代とガス代を比較してみた!

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炊飯器と土鍋の電気代とガス代

日本人なら毎日でも米を食べるような人も多く、昔から白米は主食になってます。
お米を炊く方法としては、昔から土鍋などを使って日で炊くのが普通でしたが、電気炊飯器が登場してからは、炊飯器で炊くのが普通となりました。
今は土鍋で炊くならガス代が、炊飯器で炊くなら電気代がかかります。

それではどちらを使用した方が光熱費はかからないのでしょうか?

土鍋でお米を炊く時のガス代

“ガスコンロ”

土鍋で米を炊く場合は、20分ぐらい火にかけるとお米が炊けます。
この時間分だけガスを使用することとなります。
お米の炊き方はまず沸騰させて、その後弱火で15分ほど炊き込みます。
このためにまず強火にしてから沸騰すると弱火にするということになり、平均すると20分間中火で炊くということにしておきましょう。

都市ガスの場合は、ガス会社によっても多少の値段の違いはありますが、20分中火で使用すると18円前後のガス代がかかります。
そしてこれがプロパンガスとなると、都市ガスよりも2倍からそれ以上値段が高いので、安くても36円前後のガス代がかかります。

もしも土鍋でお米を炊くなら、都市ガスを使用した方が圧倒的に安くなります。プロパンガスと都市ガスでは、熱量(カロリー)や価格などに差がつきます。しかし、火力はガスの性質ではなくガス機器によるので、使い心地はどちらもほとんど変わりません。それでも、価格には歴然とした差が現れるのです。

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炊飯器でお米を炊く時の電気代

“白米”

炊飯器はどれぐらいの定格消費電力の機種であるか、一度にどれぐらい炊くかで使う電気の量も変わってきます。
当然のことながら定格消費電力が大きいほど、炊く量が多い方が使う電気は多くなります。

電気料金は契約する会社やプランによって違いがありますが、おおよそ1回炊くと6円から8円ほどの電気代がかかります。
土鍋に比べると、ガス代と電気代は一概には比較できませんが、料金で見ると炊飯器の方が炊く場合のコストは安いです。

炊飯器の保温機能で1日24円かかる?

炊飯器には保温機能があり、またプラグをコンセントに刺しておくだけでも待機電力がかかります。
これが意外にも曲者です。
待機電力は1日プラグを刺しっぱなしでも1円に届かず、0.8円ぐらいです。

保温は1時間あたり1円前後の料金が発生します。
例えば炊いてそのまま3時間保温しておくと、3円前後の料金が発生し、1日保温すれば24円となりますのでけっこうな値段です。
さらには炊いて保温して、茶碗に盛りつけたら冷めているの電子レンジで温めるとなると、さらに多くの電気を使用し電気代が嵩みます。

炊飯器は炊くだけなら土鍋よりもお得ですが、使い方によっては土鍋よりもコストが発生することもあります。
また保温機能は長い時間保温すると、お米が臭くなっていき味も変わり、最悪の場合食べたらお腹を壊します。
メーカーでは保温は12時間から24時間は大丈夫としていますが、あまり長く保温はすべきでないでしょう。

冷凍保温がおすすめ

“白米冷凍保存”

炊飯器には保温機能がついていますが、炊けたらそのまま保温するのはおすすめできません。
長く保温すればするほど電気代もかかり、またどんどんお米の味も落ちていきます。
炊けたら食べない分はすぐに冷凍保存するのがおすすめです。

冷凍保存することによって、お米を炊きたてのころの味を封じ込めることが出来、また冷蔵庫の電気代節約も期待できます。
冷蔵庫の冷蔵室には、物を詰め込めば詰め込むほど多くの電気を使用しますが、逆に冷凍庫は物が多い方が節電になるのです。
冷蔵庫に物が入り、それが凍ることで氷のような役割をして節電効果を生むのです。

炊いたご飯を冷凍保存する方法は、まずは炊いたお米をラップに包んだり、ジップロックなどに入れて冷ましましょう。
暖かいままのお米をそのまま冷凍庫に入れると、冷凍庫を壊すおそれがあります。
そしてお米が冷めたら、そのまま冷蔵庫に入れれば保存できます。
冷凍保存する場合は、ラップなどでしっかりとお米を包みましょう。

冷凍したお米を食べるときは、電子レンジで解凍すれば炊きたてのようなお米が食べられます。
冷凍する場合長く冷凍しすぎると、お米が乾燥して美味しくなくなりますので、あまり長く保存するのはおすすめ出来ません。

お米を炊く際の電気代やガス代を安くする方法とは?

“光熱費計算”

炊飯器を使うにしても土鍋を使うにしても、1日3食毎回朝昼晩とそのたびにお米を炊いていては、電気代にしてもガス代にしてもお金はかかります。
土鍋は保温機能はありませんが、熱が逃げにくいので少しの時間だと、炊いた後でも蓋をしておけば保温することは出来、その間は電気代もガス代もかかりません。
炊飯器となると、保温機能がありこの機能を使うと電気を使って釜を温めておくので、電気代がかかります。

保温するにしてもしないにしても、毎回お米を炊くと電気代やガス代の無駄となりますので、効率的してコストを安くするにはまとめて炊くのが一番です。

  • その日の朝に、1日分のお米をまとめて炊く
  • 炊いて朝に食べた分以外は、冷凍保存しておく
  • 昼や夜に食べる分は冷凍保存したものを電子レンジで解凍して食べる

このようにすることで、電気にしてもガスにしても朝一気に使うようになり、こまめに炊くよりも電気代やガス代は節約となります。

ただし家族の多いような家庭だと、1食分炊くだけで炊飯器が一杯になったり、または炊きたてを食べたいなどのことがありますので、その辺は臨機応変に対応すると良いでしょう。

電子レンジで炊く

“電子レンジ”

炊飯器よりも電気代を安くする方法として、電子レンジで炊くという方法もあります。
これは3人や4人分炊くには電気代がかかり向いていませんが、1人用だと炊飯器よりも電気代が安い場合があります。

炊く場合は、耐熱容器に1合なり2合のお米を研いでから入れて、炊飯器で炊くよりも2割ぐらい多めに水を入れて、30分から1時間お米に水を吸わせます。
その後、電子レンジの強で1合なら10分2合なら12分、さらに弱で15分ぐらい加熱すれば出来上がります。
時間に余裕があれば10分ほど蒸らした方が美味しくなります。

最近では電子レンジ用の炊飯鍋も売っているので、それを買って使っても良いでしょう。
このような製品だと、電子レンジの使用時間は更に短くでき、炊いた後はそのまま茶碗に移さずに、茶碗代わりにしてご飯を食べられるので、それも便利です。

炊飯器と土鍋の値段も比較してみよう!

“炊飯器”

土鍋は1,000円から10,000円ぐらいの価格差がありますが、どんなに高くても1万円前後です。
一人用だと3,000円ぐらいで買えます。

炊飯器は2,000円ぐらいから60,000円ぐらいであり、これは何人用のものを使うか、どのような機能を求めるかで値段が変わります。
一人で使うなら土鍋も炊飯器もどちらを選んでもさほど値段に違いはないですが、家族で使用するとなると土鍋の方が安い場合が多いです。

ちなみに炊飯器では土鍋のような炊きあがりを目指しており、最近は炭炊釜や黒まる厚釜や熟成炊きなど様々な仕様や機能を取り入れています。

まとめ

炊飯器と土鍋の電気代とガス代を比べてみました。
炊飯器や土鍋自体の価格は炊飯器の方がコストが安いですが、高機能モデルや沢山炊けるようなモデルは土鍋よりも商品自体の価格が高くなります。

コスト以外に注目してみると、炊飯器は少量でも大量でもお米を炊く量によって、さほど電気代の違いはなく、しかも誰が炊いても同じように美味しく炊けるというメリットがあります。
土鍋は炊き方が慣れない間は焦がしたりすることもありますが、炊飯器では炊けないようなお米が出来て、炊くと米が立つというメリットはあります。
面白いのは、土鍋はその日の気温や湿度によって炊きあがりに違いが出て、使っているとその違いがわかるということがあります。

最終的にどちらがよいかは、やはり使う人の考え方によるもので、炊飯器にも土鍋にもそれぞれメリットもデメリットもあるでしょう。