シーリングファンにかかる電気代とメリット・デメリット

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シーリングファンにかかる電気代

天井に取り付ける扇風機なようなものをシーリングファンと言います。
インテリア目的で取り付けることも多いですが、どれぐらいの電気代がかかるのか知らないという方も多いのではないでしょうか?
今回はシーリングファンの電気代やメリット・デメリットについて解説していきます。
シーリングファンの消費電力は大体40W程度が一般的です。
もちろん製品によって消費電力の差はありますが、概ね40Wと思っていただければよいでしょう。
それでは実際にシーリングファンの使用によってどれぐらいの電気代がかかるのか計算していきたいと思います。

シーリングファンにかかる電気代

電気代計算

電気代は以下の計算式にて求めることが出来ます。

消費電力W÷1000×使用時間(h)×電気料金単価=電気代

ここに消費電力と使用時間、そして1kWhあたりの電気料金単価を入れれば簡単に電気代を求めることが出来ます。
※消費電力の計算についてはこちらで詳しく解説していますので御覧ください。

⇒消費電力を計算してみよう!!誰でも簡単に出来ます


電気料金の単価は契約する電力会社と料金プランによって異なります。
ここでは全国平均である22円で計算してみたいと思います。

40W÷1000×1時間×22円=0.88円

40Wのシーリングファンを1時間稼働させた場合にかかる電気代は約0.88円となります。
これを1日稼働させた場合の電気代は0.88円×24時間=21.12円。
1ヶ月稼働させた場合の電気代は、21.12円×30日=633.6円となります。
1日8時間稼働させた場合の1ヶ月の電気代は「211.2円」と、思っていたよりも電気代はかからないことが分かります。
24時間つけっぱなしで稼働させても「1ヶ月あたりの電気代は1000円以下」ですから、気にすること無く常に使用できるのが嬉しいところですね。
シーリングファンはエアコンとの相性がよく、設定温度や使用頻度を抑えることも可能です。
ですからトータルでの電気代を節約することが出来ます。

シーリングファンを使うメリットは?

シーリングファンがあるリビング

シーリングファンを使用する上で気になるのがメリットではないでしょうか?
シーリングファンには様々なメリットがありますので紹介していきたいと思います。

見た目がおしゃれなのでインテリアにもなる!

まず、何と言ってもオシャレな見た目ではないでしょうか?
シーリングファンがあるだけで、家の中が一気に素敵なインテリア空間に変わったようになります。
天井の高い別荘やホテルに付けられているイメージが強いこともあり、家に取り付けるだけでおしゃれ度が一気に増します。

シーリングファンは省エネ効果も高い!

インテリアの要素が強そうに思えるシーリングファン、実は高い省エネ効果もある優秀なアイテムなのです。
ファンが回ることによって、空気を循環させこもりがちな空気を快適にしてくれます。
これにより、部屋の温度を均一にし、冷房・暖房もどちらの効果もUPさせてくれるのです。
オシャレな上に電気代の節約に一役買ってくれるアイテムなんて中々ありませんよね?
「エアコンの設定温度を1℃変えるだけ」で、どれぐらいの電気代を節約できるかご存知でしょうか?
実は約10%もの電気代を節約できると言われています。
たった1℃設定温度を変えるだけで、電気代を大幅に節約出来るなら今日からでも実践したいものですよね。
そしてそれを実践する上で欠かせないのが今回のシーリングファンです。
シーリングファンによって気流が作られることで、風を感じることが出来るようになります。
風があるとないとでは実は体感できる温度に3℃も差があると言われています。
つまりシーリングファンを使うことによって、エアコンの設定温度を上下させても今までと変わりなく快適に過ごすことが出来るということです。
そして上述したように設定温度を変えれば電気代の節約へと繋がります。
シーリングファンも電気で動くため、電気代が気になる方も多いですが、冒頭で説明した通り1日に8時間使用したとしてもかかる電気代はたったの7円弱です。
シーリングファンにかかる電気代よりもエアコンの設定温度を変えるほうが、得られる節電効果は非常に大きいといえます。

シーリングファンはもちろん風向き変更も可能!

シーリングファンは種類によって風向きを変更することが可能です。
暖かい空気はどうしても上に溜まりやすいです。
効率よく部屋を暖めるためには、暖まった空気を下へ送るようにしなければいけません。
ですから風向きを変えられるシーリングファンによって暖められた空気を下へ送れば、無駄なく効果的にお部屋を暖かくすることが出来ます。
逆に夏場は、冷房で冷えた空気を上方向に送れば効率的に冷やすことが出来るというわけです。
これからシーリングファンの設置を考えている方は、風向きを換えられるタイプのものも検討すると良いでしょう。

室内に洗濯物を干した場合、乾くのが早い!

シーリングファンは室内で洗濯物を干すときにも役立ちます。
梅雨の時期は洗濯物が中々乾かないため、浴室乾燥機や洗濯機の乾燥機を使用する方は多いかと思います。
しかし、これらの電気代はかなりのものですから、毎日のように使うわけにも行きません。
シーリングファンは既にお話した通り、少ない電気代で風邪を送り出すことが出来ます。
洋服が乾くのに多少時間はかかるかもしれませんが、エコに乾かすことが出来ます。
しかも静音性も高いですから、音も気になりません。
また、実際に使用されている方の中には部屋干しなのに生乾きの匂いもつきにくいとの声もあります。
梅雨の時期の洗濯物は匂いが気になりますが、シーリングファンなら洗濯物の嫌な匂いが気になりません。
洗濯物が乾きにくい梅雨の時期でも、電気代を気にせず過ごせるのは嬉しいところですよね。

シーリングファンのデメリットってなに?

清掃

メリットが沢山あるシーリングファンですが、もちろんデメリットもあります。
まずデメリットとして上げられるのが「掃除」です。
ご存知のようにシーリングファンは高い天井に取り付けるものですから、掃除するのが正直面倒です。
しかも羽の部分にホコリが溜まりやすく、定期的に掃除する必要があります。
掃除をせずに風向きを変えようとするとホコリが大量に落ちてくる可能性がありますので、定期的な掃除は欠かせません。
そのほか、シーリングファンはどの家でも取り付けできるわけでもありません。
正確に言いますと取り付けは可能ですが、低い天井に取り付けると見た目的にかなり微妙なものになります。
天井が低い部屋のほうが空気の循環は起きやすいので、全く意味ないというわけではありませんが、邪魔になる可能性が高いです。
天井が低いけどシーリングファンを取り付けたいという場合は、羽のないシーリングファンを検討してみると良いでしょう。

まとめ

インテリア目的で取り付けるものだと思われがちなシーリングファンですが、省エネ効果が高いことが分かり、驚かれた方は多いのではないでしょうか?
効率よく冷暖房効果をUPさせてくれて、しかも電気代は非常に安い。
エアコンの設定温度を変えれば節約できるのは分かっていても、快適性を考えると中々実践できない、でも電気代は抑えたい。
シーリングファンならそんなわがままな要望に応えてくれます。
総合的に節電へと繋げることが出来ますので、これを機に、ご自宅にシーリングファンを設置してみてはどうでしょうか?

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