「冬の節約術」暖房費用を節約する5つの最適な方法とは?
エアコンの温度設定を間違えると、高い電気料金を支払うことになってしまいます。
エアコンの電気料金を節約しようと温度設定は高めで、風量は弱めで、羽の角度は上向きなど自己流の方法でやってしまうと効果が薄い事はご存知ですか?
- 暖房費用を節約できる温度は何度なの?
- 1度下げるとどのくらいの電気料金が安くなるの?
- 風の強さは自動がいいのか?それとも強、弱?
- 羽の向きで部屋の温まり方が違うの?
- 天井に溜まった空気は扇風機などで循環させたほうがいいの?
- 消さずに暖房はつけっぱなしが節約になるのは本当?
など、暖房の設定温度には疑問がたくさんありますよね?
今回は、高くて困る冬の電気料金の最も原因になりがちなエアコン暖房の間違った使い方や、冬の電気料金が安くなるうれしいお役立ち情報をご紹介します。
暖房費用節約方法の5つの最適な方法まとめ
エアコン暖房費用を節約したいのなら5つの方法をまずは、頭の中に入れておきましょう。
- ①エアコン暖房の設定温度は20℃をキープする
- ②風量は自動設定にする
- ③羽の向きは下向き
- ④サーキュレーター・または扇風機をエアコンの羽の下に置く
- ⑤外気温と室内の温度差が10℃以下ならエアコンのスイッチはつけっぱなし
この5つの条件を取り入れて冬の高い暖房費用を節約して毎月の電気料金との差額を減らしてみてはいかがでしょうか。
暖房費用を節約できるエアコン設定温度は?
暖房費用を節約したいのなら設定温度は20℃がおすすめです。
「20℃で部屋が本当に温まるの?」と疑問に思うでしょう。
しかし、薄着をしていない限り十分に暖かく快適に過ごすことができる室内温度です。
暖房費用を使う時期になると必ずといっていいほど、使っていない時期よりも電気料金が高くなってしまいます。
冬の暖房費用は年間で最も高くなりがちで、「こんなに暖房費って高いの!」と驚くこともありますよね。
そうなんです!暖房費用は、冷房費用よりも高くつくのです。
暖房費用は冷房費用より高つく
ここで質問です。
どうして冬の暖房費用は、高くなるのでしょう?
答えは簡単です。外気と室内の設定温度差にあります。
夏の温度差は、外気が30度だとします。
クールビズという言葉、今は誰でも聞いたことがあると思いますが、クールビズとは環境省で地球温暖化を防ぐために推進されているエアコンの温度設定が28度でも過ごせるライフスタイルのことです。
28度に設定、もしくはクールビズを意識しない25度に室内を設定したとします。
すると28度設定で2度、25度設定で室内と外気の温度差は5度になります。
35度の外気だとしても、7~10度の温度差ということです。
では、冬の場合はどうでしょう?
冬の外気は寒い地方ですと、氷点下になってしまいます。
関東地区でも最近は、みぞれや雪が降るようになりました。
氷点下~10℃になるとさすがに、暖房をつけずにはいられないでしょう。
そこでつい、寒い時期になるとやってしまうのが理想の温度設定ですよね。
25℃に設定したときの外気温が-5度だった場合、外気と室内の温度差は30度になってしまいます。
そうなると寒い外気の中にある室外機は、熱交換器で外気の熱エネルギーを圧縮機で冷媒ガスを一生懸命圧縮し熱を出そうとします。
外気と室内の温度差が大きければ大きいほど、エアコン暖房の燃費効率が悪くなり、電気をたくさん使ってしまいます。
そのため暖房の設定温度には、気を付けなければなりません。
冬の暖房費用を節約したいのなら、せいぜい20℃に温度設定をしましょう!
この温度設定は、環境省や大手電機メーカーがおすすめしている温度設定です。
地球温暖化対策にもなるため節約とエコロジーを考えて今後は、暖房の設定温度に気を付けるようにすることで冬の暖房費用を抑えることができます。
⇒エアコンは最適なサイズを選ぶと電気代が節約できる!
暖房の場合の節約方法
暖房はつけっぱなしのほうが節約なの?
冬場の暖房は条件にもよりますが、つけっ放しが安くなります。
どうしてかというとエアコンは、つけ始めのときの消費電力が4~5割も違ってくるためです。
数時間つけたり消したりの連続では燃費効率が悪く、おすすめできません。
エアコンの暖房は、スイッチを入れた瞬間から数十分の間、モーターがフル回転し、部屋を暖めようとします。
この作業を1日に何度もおこなうよりも、出かけるときや就寝の間は設定温度を低めにしているほうが節約になるのです。
ただし外気温と室内の温度が、大きい場合は消費電力が大きいため立ち上がりのときのコストがかからないにしても、安定しているときのコストも大きいためお部屋と外気温の差が10℃以上あるときの長時間のお出かけや就寝時間は、エアコンの電源を切るようにしましょう。
暖房の場合1℃下げるといくら安くなる?
「1℃くらいならそんなに変わらないのでは?」と油断していると大変なことになるかもしれません。
エアコンの性能や温度の条件にもよりますが、1℃とはいえ1日9時間運転したとすれば月の暖房費用の約5~10%安くなります。
8000円だった電気料金の月5%で400円、10%で800円!
暖房の設定温度1℃だけでこんなに違うのですから設定温度を2℃、3℃と温度設定を上げるたびに月の電気料金の5%×2で800円、10%で1600円と、どんどん加算されてしまいます。
間違えると冬の電気料金が高額になるのも簡単なことです。
これは、気を付けないと大変なことになってしまいます。
風量は自動?強?弱?どれがいいの?
そこで疑問に思うのが風量ですよね。風量は、強や弱ではなく自動運転に設定しましょう。
寒い時期は高めの温度設定にして部屋が暑く感じたら設定温度を変えるのではなく、風量を弱などにして弱めてしまいがちです。
じつは、「自動運転モード」が最も節電できる方法です。
節約と自分なりに微風や弱風と風量を設定するのは
- 部屋がすぐに冷えてしまう
- 温まるのが遅い
また強に設定すると
- モーターが常にフル回転で回りっぱなし
というデメリットがあり、無駄な電力を消費してしまいます。
自動運転モードに設定すると、部屋の温度に合わせて最適な風量で部屋の温度を維持してくれます。
そのため節約効果が上がります。
羽の向きはどんな角度がいいの?
暖かい空気の性質は、上に溜まりやすくエアコン暖房の羽の向きは下にするのが基本です。
天井と足元の温度差は、2度もあります。
人がいない天井が一番暖められるのは、節約とはいえませんね。
暖房をつけると大抵のエアコンは、自動で下向きになります。
手動で羽の向きを変えるタイプの場合は、下に向けるようにしましょう。
最近では、自動で人のいる方向に羽が向くタイプのエアコンもあります。
その場合は、自動コントロールモードが最適な羽の向きということです。
扇風機やサーキュレーターで暖房の風を循環させると効果ある?
天井に暖かい空気が溜まりやすい冬の時期こそ、サーキュレーターで部屋の風を循環させることで暖かい部屋に変身させることができます。
サーキュレーターが無い場合は、扇風機を上向きにして使用しても同じ効果が得られます。
サーキュレーターのベストな位置
サーキュレーターは、エアコンの真下に置きましょう。
もちろん羽の向きは、下向きです。
その下向きで暖かい空気が出てきたところに、サーキュレーターを置いて壁に暖かい空気をぶつけるように風を送ります。
この方法が、部屋の空気全体を滞留することなく拡散させることができるのです。
そうすることで体感温度も暖かく感じ、節電効果も期待できます。
そしてもう一つ、エアコン暖房費用はあなたが契約している電力会社と電気料金プラン選びにも大きく反映してきます。
どんなに節電を心掛けても電力会社と電気料金プランが適していないと損をしてしまうことも!
せっかく節約方法を実践してもあまり意味がないのではショックですね。
あなたとご家族の暮らしの電気を使う時間帯や条件にピッタリなプランを選択するために多くの方に信頼されているタイナビスイッチでシミレーションすることをおすすめします!